トレードの向上

トレードスキルを身に付ける方法

本当にトレードスキルが身に付いているのかわからない・・・

トレードをしていると、こんな不安を抱くことがあります。

これは恐らく、トレードで収益を上げるという明確なイメージを持てないでいるからです。つまり、自分のトレードに自信がないことが、不安の原因です。

自信は、自分の行動に対して結果を明確にイメージできれば自然と持つことができるものです。

例えば、「これからトレードをする」ということであれば、あなたはできる自信があるでしょう。それは、トレードをすることは確実にできると確信できるからです。

しかし、「トレードで収益を上げる」となるとどうでしょう?急に自信がなくなったのではないでしょうか?

それは、「トレードで収益を上げる」という結果をあなたがイメージできないからです。

10回やって、10回成功するものなら、11回目もそうなることを確信できるはずです。10回の小さな成功体験によって、11回目もそうなるというイメージを持つことができます。

つまり、自信はこの小さな成功体験の積み重ねによって作られるものなのです。

トレードスキルに自信を持ちたければ、収益を上げる経験を数多く積む必要があります。

さて、ここまで自信というものについてお話してきましたが、「行動」、「結果」、「自信」は次のような循環サイクルがあります。

このように、行動し結果が出ることで、自信が生まれ、その自信がさらに行動を促す。行動によって、自然と自信もスキルもより強化されていくのです。

これは、何事にも通じる上達のコツです。

よくビジネスの世界では、PDCAサイクルを回すことが重要だと言われますが、これをトレードに置き換えると、次のようになるでしょう。

  • Plan(計画):テクニカル・ファンダメンタル分析をした上で、トレードプランを作る。
  • Do(実行):トレードを行う。
  • Check(評価):トレードプランはどうだったのか?トレードプランどおりのトレードができたのかを評価する。
  • Action(改善):評価において、改善点があれば改善をするための方策を考える。

PDCAサイクルを回すことで、確実にトレードスキルが向上するとともにトレードに自信が生まれます。

ここで重要なのが、このサイクルをより速く回すことです。より速くサイクルを回すことができれば、自信もスキルも短期間で向上します。

逆に、時間をかけてしまうと、資金を減らしてしまいますし、やってもやっても成果が出なければ、焦りによって失敗してしまったりします。

つまり、時間をかければかけるほど、資金面、精神面ともに見えないリスクが生まれるのです。

1日2時間程度しかトレード時間が持てないサラリーマンであれば、トレードスキルの習得に長い期間が必要です。

もちろん、それでも1つのトレードを集中し、確実にPDCAサイクルを回すことで、いつかは芽が出るのかもしれません。

しかし、問題はそれまで資金とモチベーションが続いているかどうかです。

投資の世界に入った9割の人が、最終的にやめてしまうと言れていますが、これはスキルが身に付き、パフォーマンスに反映されるまでの時間が長すぎて、資金とモチベーションが持たないからです。

つまり、相場の世界で生き残るためには、効率的に経験を積むことがとても大切なのです。

トレードに多くの時間をつぎ込めない人、そんな人が効率よく短時間で小さな成功体験を積むことができる方法は、バックテストツールを使うことです。

バックテストツールを使うことで、トレードに多くの時間を使えないという人でも、効率よく短時間で多くのトレードを経験することができます。

例えば、チャートを早送りして、本来は待たなければならない無駄な場面を省略することができますし、手法をテストする場合も結果がすぐ出ますから、仮説、検証、改善のサイクルを高速で回すことができます。

また、土日のトレードができないときでも、好きなだけ自分の手法を検証することができ、資金を使わず多くのトライ&エラーができます。

1トレードでいくら損失を被ったとしても、年間トータルマイナスだったとしても、それは失敗とは言えません。

トレードを途中でやめてしまい、「最終的にただ資金を失っただけで、何のスキルも残らなかった・・・」、これが本当の失敗と言えるでしょう。

多くの人は、1トレードのプラス・マイナスにばかり目がいきがちです。単純に損失だと失敗、利益が出れば成功と定義しているのです。

1つのトレードで一喜一憂し、トレードという作業をただ消化しているだけでは、いつになってもスキルは習得できません。

なぜなら、結果はただの過去であり、それだけでは何の意味もないからです。結果に振り回されるのではなく、結果を生かす意識が大切です。

うまくいった理由とうまくいかなかった理由、それぞれ仮説を立て、検証する。そして、改善点があれば改善し、次のトレードに反映させていく。

スキル習得のためには、このサイクルをできるだけ速く回す意識が大切であり、そのための方法の一つが、バックテストツールを活用することです。

もし、あなた自身、スキルの蓄積を感じることができないでいるのであれば、導入を検討してみてはどうでしょう?